母乳育児中にマンゴーを食べても大丈夫なの?
赤ちゃんは母乳でもミルクでも元気に育ちます。しかし母乳はママの食べたものでできているので、母乳育児中はとるのを控えたい食べ物、積極的に食べたいものが分かれています。マンゴーなど南国フルーツはどちらなのか、マンゴーが大好きだが母乳中はあきらめたほうがいいのか、ちょっとまとめてみました。
マンゴーは糖分が多くて体を冷やす
結論から言えば、母乳育児中はマンゴーを食べる量を控えたほうがいいです。マンゴーだけでなく、果物全般は糖分が多い食材で、いい母乳を作るにはあまり向いていません。おやつの代わりに果物をたくさん食べるママもいると思いますが、大量の果物は当分の摂りすぎと同時に体を冷やす作用があります。母乳は、ママの体が暖かいほど質のいいおいしいものが作られるといいます。逆に、冷えた体からはあまりいい母乳が出ないので、赤ちゃんがゴクゴク飲まないこともあるのです。さらに母乳育児中の大敵「乳腺炎」になりかけているときは、マンゴーなどの南国フルーツは控えましょう。体が冷えて血行が悪くなると母乳が出にくくなるうえに、乳腺が詰まりやすくなるからです濃厚な甘さのマンゴーは、サラサラ母乳の敵と思いましょう。
母乳育児中はリンゴ、あんず、いちじくがおすすめ
母乳育児中は果物を避けるほうがいいのですが、どうしても食べたい!というママには南国フルーツよりもリンゴがおすすめです。体を冷やしにくく、食物繊維が豊富なので出産後に便秘で困っているママにもぴったり。そのほかアンズやいちじく、ぶどうなどもおすすめです。
NGというか避けておきたいのはパイナップル、マンゴー、キウイ、パパイヤなどの南国フルーツです。
アボカドや柿も体を冷やす果物なので、悪い物というわけではないですが食べずに済ませたほうが無難。
ママ自身の体調が良くて乳腺炎の気配もない!という時は少量を食べても問題ありませんが、乳腺がチクチクするような乳腺炎の前兆が来ているときは、他のものを食べて気を紛らわせましょう。
南国フルーツは肩こりなども出やすい
ちなみに、南国フルーツの食べすぎは冷え性にもよくありません。冷え性になると肩こりや首の凝りも出てきます。お母さんは抱っこや不安定な姿勢での授乳など肩こりが起こりやすい時期になります。
母乳育児が終わっても、あまり一時に大量に食べるのはおすすめできないですね。
妊娠中にマンゴーを食べてもいいの?
妊娠中は食べるものにとっても気を使います。プレママが食べるものが赤ちゃんに直結するのですから、どれくらい気を使っても足りないですね。フルーツはプレママが食べてもいいものですが、南国フルーツの王様、マンゴーはどうでしょうか。甘くておいしいんですよね。
妊婦さんでもマンゴーを食べるのは問題ない
妊娠中でもマンゴーを食べるのに問題はありません。いつも通り食べてもいいものです。
マンゴーには栄養素として、βカロテンや葉酸、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンB6などがあります。葉酸は妊娠中の女性が積極的に摂取するようにすすめられている栄養素です。最近は葉酸サプリなどもありますから、フレッシュマンゴーとサプリを上手に使って、両方とも摂取するのがいいでしょう。
葉酸という妊婦さんに必須の栄養素は熱や光によって壊れやすい非常にデリケートな成分。レバーやホウレン草に含まれるのですが加熱で壊れてしまうことがあります。
できればマンゴーやいちごなどの果物からとるのが効率の良い方法のひとつ。大量に食べなければ、妊婦さんにもおすすめです。
ドライマンゴーは栄養価高い
マンゴーには、フレッシュ以外にもドライマンゴーがあります。南国のお土産でもらうことがありますね。スライスされた乾燥マンゴーが袋に入っていて、甘くておいしい。
これもプレママにはおすすめのおやつです。乾燥させることでビタミンCは減ってしまいますが(ビタミンCは水溶性ビタミンです)、まったくゼロになることはありません。マンゴーに含まれる他の栄養素はそのままということを考えれば、ドライマンゴーもいいですね。
ただ、ドライマンゴーは甘すぎるのが難点です。加工時に砂糖漬けされている商品もありうっかり食べすぎると糖分の摂りすぎになってしまいます。
最近は砂糖無添加のドライマンゴーもあるので、購入時によくチェックしましょう。
マンゴーには食物繊維も豊富なので、便秘にいい
もう一つ気を付けておくべきなのが、マンゴーの食物繊維です。バナナと同じくらいの食物繊維を含む果物なので、食べすぎるとお腹がゆるくなります。
便秘で困っているプレママは量を調整しながらマンゴーを食べると、便秘薬のお世話にならずに済むかもしれません。
アレルギーがある場合には食べないように
妊婦であろうとなかろうと、マンゴーを食べてかゆみや湿疹が出るなどのアレルギー反応が出た場合には直ちに食べるのをやめましょう。
マンゴーが原因でない可能性がある場合でも、うるし科でアレルギーが出る可能性のある果実ですので、お医者さんに行って原因が分かるまでは避けておいた方が無難でしょう。
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