ベッドルームのインテリアは、ベッドをどの位置に、どのような向きで置くかを決めるところから始めるケースがほとんどではないでしょうか。まだ何も置かれていない部屋を見ると、好きな場所に自由に置いて良さそうな気がしてしまいますが、注意すべきポイントが2点だけありますので、ぜひ参考にして下さい。
ベッドルームのレイアウトについて
ベッドの位置
まず一つ目は、ベッドを窓から離すこと。冬場にベッドが窓と接していると、窓からの冷気で体が冷えてしまったり、ベッドの下が結露してしまったりといった問題が発生しやすくなります。できれば壁側、それも外壁ではなく隣室や廊下など建物内部と接した壁側に寄せるよう配置するのが望ましいです。
導線の把握と確保
二つ目は、動線を確保すること。掃除がしやすく、ドアやクローゼットの開閉に問題のない場所に配置しましょう。特にベッドルームでは掃除機をかけるだけでなくベッドメイクを行いますし、晴れた日には布団を干したりシーツを取り替えたりしたいですよね。あらかじめこれらの作業をしやすくしておくことが、ベッドルームを清潔で快適に保つことに繋がります。
この2点をふまえ、広さや間取りに合わせてレイアウトしましょう。
ベッドの選び方
お部屋に広いスペースを残したい場合や4.5~6帖程度のお部屋にダブルベッドもしくはシングルベッドを二つ置きたい場合などは、お部屋の角に合わせて枕元と側面の二面をつける方法が最適です。ただし、これは子供部屋によく見られる配置ですので、ベッドリネンの素材やデザイン、ヘッドボードや照明などインテリア一つひとつに上質なものを用いて、子供部屋との違いを演出したいところです。
お部屋の広さに余裕があるなら、枕元だけを壁につけるとホテルや海外のお部屋のように洗練された印象になります。ベッドメイクがしやすいこと、左右どちら側からもベッドに入れることも大きなメリットです。ダブルベッドやシングルベッドをくっつけて二人で寝る場合には、お互いの眠りを妨げないためにもこのように三面をあけておくことをおすすめします。
ベッドルームの収納について
ベッドルームにはクローゼットや押入れがすでに設置されていることが多いと思います。使いやすいお部屋にするためには、さらに1つは引き出しのあるチェストを設けておくと便利です。
そもそもベッドルームはあまり多くのアイテムを置く場所ではありませんので、センス良く見せることが難しいお部屋ではあるのですが、理想のテイストやイメージに合ったデザインのチェストを取り入れることでインテリアの完成度を高めることができます。ベッドルームのインテリアを構成する数少ない重要なアイテムとなりますので、うまく選んでお好みの雰囲気に近付けて下さいね。
ベッドルームが8帖ほどあるようでしたら、ベッドを置いても十分なゆとりがありますので、衣類を収納できるサイズのものを独立して設置することが可能です。ハンカチや靴下などの細かいものはクローゼットよりチェストに片付けてある方が出しやすいですし、シーズン物をチェストに入れておくようにしても便利です。天板の上は小物やドライフラワーを飾ったり、ミラーやアクセサリースタンドを置いてドレッサー風にしたりとお部屋の雰囲気作りのポイントとして使って下さい。
お部屋の広さが6帖くらいまでですと、低めのチェストをベッドサイドに置いてナイトテーブルを兼ねて使うという省スペースな方法もあります。シングルベッドを2つ使うなら、その間に引き出し三段程度の小ぶりなチェストを置いてみましょう。読みかけの文庫本や停電時のための懐中電灯、エアコンを使わない時期のリモコンなどを見えないように片付けられるため、ベッド周りがすっきりとして快適です。
チェストのサイズのおすすめは?
チェストは奥行きが40~50cm程度とすると、お部屋を広く見せ続けることができます。しかもコレくらいの奥行きとしておくと効率的にものが収納できるので安心して設置できるでしょう。部屋に圧迫感を与えないように高さにも注意してあげるのが上級者のインテリア選びです。高さも100cmまでにするのがおすすめ。
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