ストレスが白髪を生むと、言われていますがこの噂は本当でしょうか。
結論から申し上げますと、
これは本当のことです。
ただし、黒髪がストレスにより一夜にして白髪になる、というのはマンガの世界だけのことだといいますが、ストレスが増えると徐々に白髪が生えるようになってしまうようです。
白髪発生のメカニズムから考えてみる
私たちの髪の毛は、毛穴の奥にある毛球部で毛母細胞という部分から生み出されています。実は、この生まれたばかりの、言わば『髪の毛の赤ちゃん』は色素を持たず、白い色をしています。
その髪の毛の赤ちゃんに色を付けていくのはがメラニン色素
細胞分裂をしていく過程で毛母細胞が、となり存在する色素形成細胞(メラノサイト)が作り出したメラニン色素を吸収することよって髪の毛は黒くなっていくのです。このメラニンの質や種類がによって、黒髪から金髪まで様々な髪色が存在するんですって。
メラニンの元となるのが、アミノ酸の1つであるチロシンです。チロシンは酸化酵素であるチロシナーゼを使って褐色に酸化させてゆきます。これが黒い髪色を生んでいるのです。
ここからわかるのは、
黒髪はいくつもの栄養素の働きによって作り出されているということ
特にアミノ酸であるチロシンと、そのアミノ酸の酸化に働きかける銅をはじめとするミネラルが頭皮に行き届いて初めて、色つきの元気な髪が生えてくるんです。
ストレスによる白髪の発生
でも、そこにストレスがかかってくると…血管が収縮。血行が妨げられて、髪/髪の色素を生み出すのに必要な栄養素が毛根に届かなくなってしまいます。
そして弱った毛穴からは、本来生えてくるべき元気な黒髪ではなく、白く細い髪が生え始め、その結果白髪が目立つようになるのです。
肌や健康に色々な悪影響を与えることで知られるストレスは、美髪にとっても大敵!
もちろん、白髪の主な要因は加齢。
加齢によって増えた活性酸素がチロシナーゼの働きを邪魔して黒色をつくれなくしてしまうこと、これが最たる要因ではありますが、ストレスもまた白髪を生む無視できない引き金の1つなのです。
幸い、このストレスによる白髪は、ストレスの緩和によって多少ないし改善が期待できるので、急に白髪が増えてきたときには、栄養補給とともにココロのリラックスを意識してみるといいかもしれませんよ。
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