身体の先端に要注意!?|パサパサ髪は栄養不足のバロメーター?

髪のパサつきなどのダメージでお困りの方、髪が乾燥するのは『髪質』や『ヘアケア製品』のせいとばかり思っていませんか?

実際にパサパサ髪について調べてみるとその原因は色々です。なかでも近年の日本人女性に多いのが栄養不足からくるパサつきです。

髪の毛は、皮膚が変化したものであり、その構成成分は殆どがタンパク質です。髪の毛はたんぱく質の中でもケラチンと呼ばれる18種のアミノ酸でできています。このタンパク質に水分や脂質が合わさりできているので、栄養が不足していると正常な髪の毛が生えてこなくなるのです。特に数ある栄養素の中でも、タンパク質が足りなくなると一気に髪質が低下します。ダイエットや偏った食生活で栄養不足に陥ると、必要な栄養が不足するので髪がパサパサになったり細くコシがなくなったりするのです。

また、同様に爪も同じたんぱく質からできています。身体の先端になる髪や爪が綺麗かどうかは、単に若さや美しさだけでなく健康についても状態を教えてくれる、バロメータの役割をもっています。

髪質・爪質を向上させたいときは

シャンプーを変えたり高いコンディショナーを試したりする前に生活についてもう一度見直してみましょう。まずは、ムリなダイエットをしていないか、タンパク質不足になっていないかという栄養に関する部分はどうでしょうか。お肉をすべて食べないなど偏食をしている方は美容のためになりますので、少しずつ摂り入れてみましょう。

また、すでにダイエットはしていないけれど、髪が傷んでいるという方は、積極的により良質なタンパク質を探してみましょう。シラス・きな粉・大豆・ササミなどの食品やアミノ酸の合成に欠かせないビタミンB6を多く含むマグロ・カツオ・ナッツなどを合わせて摂取してみてください。

食事以外の髪のパサつきの原因

ダイエットの他にも栄養不足と深い関係にあるのが、冷え・ストレス・肩こりなどからくる血行不良。血流が滞ってしまうと、せっかく栄養を摂っても髪や爪に届いていきません。従って(栄養が血液に乗ってちゃんと頭皮や指先にまで届くよう)、バランスの良い食事を意識しつつ、冷え対策や適度な運動といったことも併せて実施していくことが、パサパサ髪対策には大切といえます。

 

まとめ

また、髪や爪の状態は、『単なる美容の問題』と軽く考えてはいけません。すでに症状として出てきている貧血や便秘、胃炎といったものも影響している可能性があります。これらの症状は胃腸の活動が停滞気味で消化吸収がスムーズでない場合にも発生します。これによって栄養不足になり、それが髪のパサつきに繋がっているなども充分に可能性があるのです。

食事を変えても髪や爪の質低下が一向に良くならない場合には他の体調不良が隠れているケースも稀にあります。

髪や爪の状態チェックはとても大事。
もしかすると…その髪のパサつきは、身体からのSOSサインかもしれないのですから。

髪や爪の調子は、“身体の栄養不足”を知るヒント、さらに“健康具合・体調”を知るバロメーターだと心得て、髪がパサついてきた・爪のツヤがなくなってきた…といったときには、ぜひそれをキッカケに一度自分自身のカラダと向き合ってみるようにしてください。

貧血や胃炎は、軽いと自覚症状があまりなく気づかないことも少なくありませんが、髪や爪の状態に日々注目していれば、そんな体の異変にもいち早く気づけるかもしれないのです。

美容はもちろん健康のためにも、髪や爪の状態には気を配っていきましょう!

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