意外と知らない照明の使い方|LED・蛍光灯・電球はどう違う?

家庭用の電球には主に白熱灯、蛍光灯、LEDの三種類が使われます。LEDが最も新しいため性能が優れているように感じてしまいますが、発光する仕組みが異なるため、明るさや光の色、光の向きなどにそれぞれの特徴があります。同じものの進化形というよりは、違う種類のものとしてそれぞれを見ていきましょう。

白熱灯の使い方は「光の陰影」

 

白熱電球の最大の特徴はあたたかみのある光です。キャンドルの炎のような自然な光はとても魅力的で、蛍光灯やLEDでも似せた色を作って「電球色」と名付けているほどです。照らしたものを鮮やかに見せる「演色性」が高く、料理を美味しそうに見せてくれるため、ダイニングの照明に適しています。360度に広がる光がくっきりとした陰影を作り出して深みや奥行きを演出し、灯を点けただけでそこが特別な空間に見えてくるような独特の表現力があります。

 

蛍光灯は作業しやすい環境づくり

LEDが発明されるまで、一般家庭から学校やオフィス、街灯まであらゆる場所において広く使われてきたのが蛍光灯です。子供の頃を思い出しても、自室やリビングの照明は蛍光灯だったという方が多いのではないでしょうか。

天井に取り付けるとやわらかいフラットな光がお部屋全体に届くため、主照明に向いています。また、「昼白色」「昼光色」「電球色」など様々な色があり、お部屋の用途に合わせて最適な色を選ぶことができます。陰ができにくいこと、目にやさしいことから特に勉強や仕事、料理などの作業をする空間に適しています。

 

LEDはコストパフォーマンスと調色機能が優秀

省エネの観点から今もっとも注目されているのがLEDです。電気代が安く寿命が長いため、白熱灯や蛍光灯から切り替えられるケースも増えており、電球売り場でも今や6~7割ほどはLED電球が占めています。
インテリアとしてLEDを見た場合の最大のメリットは、光の強さだけでなく色まで変更できることです。

調色対応のシーリングライトをリビングに設置すると、子供が勉強をする時には昼光色、お父さんが仕事から帰って寛ぐ時には電球色といったように、目的や時間帯に合わせて色を使い分けることができます。

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