日焼け防止のために、一生懸命日焼け止めを塗っている女性は多いですよね。1日外へ出ていると、「日焼け止めは塗りなおした方がいいのかな…」と迷う人ことありませんか?
そもそも、一度塗った日焼け止めはどれくらい効果が持続するのか気になりますよね。
日焼け止めの効果の持続時間は商品ごとに違います。
では“どの商品がどれくらいの時間”肌を紫外線から守ってくれるのか…。
それは、日焼け止めの容器の目立つところに必ず書いてある“SPF”と“PA”の2表記から知ることが可能です。
この“SPF”と“PA”は、それぞれ別波長の紫外線に対する防止効果を数値化して表したもの。紫外線には波長(および地表に降り注ぐ量や肌へのダメージ内容)が異なるUV-A、UV-B、UV-Cの3つがあり、“SPF”はそのうちの主に「UV-B」、“PA”は主に「UV-A」の防止効果を示しています(C波はオゾン層に阻まれて地表には殆ど届かないことから、日焼け止めが対象としているのはA波とB波です)。
ちなみに、A波とB波を比べると、よりエネルギーが強く・肌表面の炎症を引き起こしやすいのはB波のほう。ただし…波長が弱いA波には、B波よりも(肌の奥に届き真皮のコラーゲンやDNAを傷つけて)肌老化を促す危険性が高いとの指摘があるため、美肌を目指すならこの両方からシッカリ肌を守ることが大事。
では、さっそく“SPF”と“PA”の表記から日焼け止め商品の紫外線防止効果の高さ(持続時間)を知る方法をチェックしていきましょう。
日焼け止めの持続効果の数値SPF
日焼け止めがどれくらい持続するのかは、「SPF」という数値でわかります。SPFというのは、UV-B波から肌を守る効果があります。よくPAという表記を目にすると思いますが。このPAの横についている+の数によって防止効果の度合いが決まるのです。+が多いほど紫外線カット効果が高くなります。
日焼け止めのランクPAについて
PAは+から++++までの4階級があり、+の数が多いほど紫外線(主にUV-A)によって目立つシミが定着したり、肌ダメージが進みシワなどができたりするのを防ぐ効果が高いことを意味しています。
つまり“SPF”、“PA”ともに高いほど、肌を日焼けの炎症から長時間守れるわけですね。
サンプロテクター選びの注意点
SPFなどの値が高い商品ほど肌に負担となりうる成分を含むものが多いなど、必ずしも「SPFやPA値が高い商品ほど良い日焼け止め」とは言えない面があるのも事実。
そのため、日焼け止め選びをする際には、SPFなどのチェックはもちろん、なるべくシーンに合わせての使分け(強い日差しを浴びるときは値の高いものを選ぶなど)や自分の肌との相性についても考えるようにしてみてください。
日焼け止め持続効果の計算方法
持続効果は、上記で説明したように日焼け止めの種類によって異なります。計算方法は、SPF○○の数値に×20(分)をすると簡単に時間が分かります。例えば、SPF40の日焼け止めを使用した場合、40×20分で800分(13時間30分)となります。
塗りなおすタイミング
日焼け止めの持続効果時間がわかっていたとしても、その間1度も塗り直しをしないのは危険です。それは日焼け止めが、日光(紫外線)を浴びることで日焼け止めが熱くなり、効果が薄れてしまうためです。室内で過ごす場合はあまり気にしなくて良いですが、日焼け止めを塗るのは大抵外出時になります。できれば、2時間から4時間経過したころに一度塗りなおすことをおすすめします。また、室内にいる際も、窓の近くやベランダなど、日差しが当たる場所にいる場合は外にいるときとさほど変わりがないので、しっかり塗り直しをするようにしましょう。
プールや海にいるときは塗りなおし方
プールや海にいる際は、水で日焼け止めが流れ落ちてしまうため、日焼け止めの効果持続時間も短くなります。そのため、しっかりぬっていたとしても、1時間間隔でこまめに塗りなおすことをおすすめします。海やプールは単純に日焼け止めが落ちやすいだけではなく、日光(紫外線)を浴びやすい環境です。空からの紫外線だけではなく、水に反射した紫外線も同時に浴びることになるため、それだけ日焼けをするリスクも高まります。日焼けをしてしまうと色素沈着の原因にもなりますので、面倒ではありますが日焼け止めの塗り直しを忘れないようにすることが大切です。
日焼け止め持続効果を高めるポイント
一般的に「日焼け止めの持続効果がある」といわれるのは、2mgの日焼け止めクリームを1cm平方メートルの肌表面にしっかり塗った場合とされています。そのため、塗り方を怠るとしっかり日焼け止めの効果が発揮されません。日焼けしたくないところは、まんべんなく塗るように心がけましょう。特に、顔や手、自分では塗りにくいデコルテ・背中などはしっかりケアしてください。
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