近年の食のブームといえば、何といっても「スーパーフード」
なかでもとりわけ話題となっているのは、栄養価の高さと乾燥などに耐え得る性質からNASAや国連からも注目される南米生まれの小さな粒「キヌア」ではないでしょうか。でも南米にはキヌアの他にも注目したいスーパーグレイン(擬似穀物)がまだまだ存在します。
今回は、その1つ「アマランサス」を取り上げてみましょう。
アマランサスとは?
「アマランサス」は、キヌア同様に古代から南米で食べられてきたヒユ科の植物。
私たちが「アマランサス」として目にしている小さく丸い種子(1㎜程の粒)には「キヌア」に負けずと劣らないパワーが詰まっており、NASAやWHOからも高く評価されているんですよ。
「アマランサス」に含まれている栄養素
アマランサスが注目されるのはやはりその栄養価の高さ。
食物繊維・タンパク質・脂質・カリウム・リン・マグネシウム・カルシウム・鉄・亜鉛・葉酸・ビタミンB群など盛りだくさん。特に、カリウム(ムクミ・高血圧予防などに効果的)、マグネシウム(代謝や血糖値調節などに効果的)、カルシウム(骨粗鬆症予防などに効果的)、鉄(貧血や疲労対策に効果的)、亜鉛(免疫力向上などに効果的)についてはキヌアを上回る含有量を誇ります。
アフリカの大地はこれほどまで優れた穀物が収穫できるのですね。
アマランサスを食べると良い人は?
そのため、栄養の偏りや美容を気にされている方はもちろん、“ムクミやすい・便秘気味・貧血気味・血糖値に気を付けたい・PMSに悩んでいる”といった方にも「アマランサス」はピッタリ! グルテンフリーでアレルギーも起こしにくい優しい食材なので積極的に取入れてみましょう。スーパーなどで購入できますし、雑穀をブレンドした商品などにもアマランサス配合のものが多数あるので探してみてください。
アマランサスの美味しい食べ方
「アマランサス」を美味しく食べる方法はあるの?ということですが、スーパーフードは栄養ばかりで美味しさには注目されていません。
アマランサスの場合も、「キヌア」同様に「お米に混ぜて炊く」という方法が一番一般的で美味しいです。
少量をお米に混ぜれば(白米1合に対して小さじ1~大さじ1程度)プチプチした食感を楽しむことができ、少し量を増やして1~2割をアマランスにすればモッチリした食感のご飯が炊きあがります(洗う際には“目の細かいザル”や“茶こし”を使うと粒をこぼさずに済むのでお試しあれ!)。
なお「キヌア」よりもさらに小さな「アマランス」の粒は(主食向きではないものの)種皮が柔らかいこともあり活用法満載。スープに入れたり、さっと下茹でしたものをサラダ・炒め物・和え物に加えたりするのはもちろん、クッキーやケーキ、マフィンなどスイーツの具材としても楽しめます。
まとめ
プチっとした粒に豊富な栄養を閉じ込めた「アマランサス」は、調理もしやすく便利な食材で、スーパーフード初心者の方にもオススメ。
今度スーパーなどで見かけたときには、ぜひ手に取ってみてくださいね。
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