ボディーソープを購入する時、どんなことをポイントに選んでいますか?
本来は体の汚れを落とすためのものでありながらも、CMでは”保湿”や”うるおい”、”肌にやさしい”といった言葉をよく耳にしますよね。
実は体の汚れのほとんどはお湯で落とすことができるため、本当に肌のうるおいを守りたいなら毎日全身をボディーソープで洗う必要はないともいわれます。
まずは本当にお湯だけで体の汚れを落とせるの?という疑問から見ていきましょう。
お湯だけで汚れが落ちるメカニズム
皮膚の表面についている汚れには、汗や皮脂、古くなった角質などの生理的な汚れと、ホコリや塗り薬、保湿クリームなどの外的要因によってついた汚れとがあります。これらのうち、水溶性の汚れである汗やホコリはお湯で落とすことができ、皮脂や保湿クリームなどの油溶性の汚れは洗浄成分の力を借りなければ落とすことはできません。
とはいえ、保湿クリームなどは塗っていなければついていないわけですし、皮脂も多く分泌される部分は限られています。そのため腕や足などの皮脂腺の少ない部分を洗うにはお湯だけで十分ということになります。
ボディーソープを使わない入浴法
ボディーソープを使わない入浴法にはメリットがたくさんあります。
冬に多くの方が悩まされる肌の乾燥ですが、これはボディーソープの強い脱脂力によって肌から油分が過剰に奪われていることが原因の一つとして考えられます。お湯だけで洗えば汚れを落としながらも必要な油分は残るため、肌表面を覆う皮脂膜を守って乾燥を防ぐことができます。
また、冬に限らず肌がカサついている方、肌トラブルに悩まされやすいという方は、ボディーソープに含まれる化学物質による刺激や、肌の洗いすぎが原因となっている可能性もあります。ボディーソープを使う頻度や面積を減らすと皮脂膜が守られ、肌の状態が改善されるかもしれませんよ。何の準備も道具も必要ありませんので、ぜひ一度ボディーソープを使わない入浴法を試してみてはいかがでしょうか。
経験からボディーソープを使わない入浴が好ましいのは、秋になって日焼け止めを塗る機会が減って以降です。
なれない方は、まずはボディーソープを使う頻度を下げてみることをオススメします。週2回程度に減らすことを目標に徐々に減らしていきましょう。
ボディーソープを使わない日の入浴方法は、メイクを落としてざっとシャワーを浴びてから湯船に10分程度浸かり、体中をやさしく撫でながら汚れを落としています。ボディーソープを毎日使っていた頃と比較してみると、お風呂上りの肌がしっとりとしており、水分の蒸発を抑えられているように感じます。
毎年冬になると足や腕がカサついて痒くなり皮膚科へ薬をもらいに行くような方は是非試して欲しい入浴法です。私も実際にこの方法で乾燥しなくなりました。
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