サプリメントの大部分は身体によくない化学物質って本当?

元気やキレイのために飲むサプリ。
でも、そんなサプリには“実は身体によくない成分もたくさん入っている”…こんなことを聞いたことがある方も多いかと思います。

これは本当かというと…

その答えはYes でありNoです。

あいまいな調査結果で恐縮ですが、調べるほどに安心して飲めるサプリの一方で、身体への負担が指摘される成分を含んでいるサプリが存在するのも事実のようです。

まずは自分の目で確認するのが一番。
ぜひ、手元にサプリがある方はそれを手に取って(そうでない方はネットショップを見るなどして)サプリの原材料表示をチェックしてみてください。

どうでしょう…
栄養成分のほかにも色々な成分、いわゆる“添加物”が表記されていませんか?

もし、添加物がズラリ並んでいたら…要注意!
添加物のなかには身体への負担が報告されている化学物質も存在するためです。

例えば…
成分を均一にしたり扱いやすくしたりするために使われる様々な合成でんぷん。
原材料欄には一括りに「加工でんぷん」と書かれることが多いこれらには、(小麦ベースの場合)小麦アレルギーを起こす危険が、一部のものには発がん性が指摘されています。また遺伝子組み換え食品がデンプンの原料となっている可能性が高い点にも要注意。

他にも、賦形剤としてよく使われている「乳糖」は、乳糖不耐症(日本人に多い)の場合、注意が必要ですし、酸化防止に使われる天然ではない安価な合成ビタミンCやカラメル色素にも発がん性が指摘されているなど、気を付けたいものは多々あります。

そうした添加物が多くのサプリに含まれるのは、有効成分だけでサプリをつくるのが難しいことだから。成分を均一にしたり錠剤やカプセル状にしたりするにあたりメーカー側としても、乳化剤や増粘剤、賦形剤といった添加物の力に頼らざるを得ない部分があるようです。

その結果、サプリの中には有効成分より添加物の割合が多いものも!

ただ、そうは言っても、全てのサプリに化学合成された添加物が使われているわけではありませんし、使われている場合も(少なくとも日本メーカー製のサプリの場合)その量は安全基準に沿ってコントロールされているので、何も「サプリ=身体に負担」と考える必要はありません。気にいったサプリを見つけたなら、利用していけば良いと思いますよ。

ですが、栄養補給をサプリに頼りすぎるのはNGです。

上記で述べたように、気を付けたい化学合成添加物を含むサプリは多数。
そうしたサプリを1つならともかく、いくつもの種類飲んでいれば…そのぶん余計な物質もたくさん身体に入ってくることになるわけです!

それに、そもそも身体に必要な栄養成分も、(それが天然で安全性の高いものでも)摂り過ぎれば害になる場合があることを忘れていけません。

つまり、ここで言いたいのは…
サプリを摂るなら“良いものを選び大量摂取はしない”ということ。
原材料欄を確認して添加物がない(少なくとも必要最低限の)ものをシッカリ選び、本当に自分の身体が必要としている成分に絞って用量を守り利用していきましょう。

そうすれば、サプリの栄養をうまく元気やキレイに活かしていけるはずです。

サプリメントに副作用はあるの?

サプリメントの副作用について、基本的には食品なので副作用の心配はいりません。しかし、普通の食事に使われる食材でも食べ過ぎれば、身体への影響は出てきますね。例えば、スイカを食べれば利尿作用が出てきますよね。他にも調味料に使われているお砂糖も糖尿病の原因と言えば原因になるでしょう。

サプリメントも同様で、過剰に摂りすぎず適量になるように認識しながら付き合う方が良いでしょう。

サプリメントをお茶で飲んだら効果はなくなる?

サプリメントはたくさんの種類がありますが、お茶と一緒に飲んでも大丈夫でしょうか。お茶と一緒に飲んだからと言ってサプリが毒になるような変化はありません。

ただし、鉄や亜鉛などミネラル系のサプリメントの場合には、お茶の成分のタンニンによって吸収が阻害されることがわかっています。

このように、どのサプリメントが一緒に飲むお茶の成分と相性が良いかどうかというのは、調べるのは非常に困難です。また、自分でちゃんと効くかどうかを毎回試しても良いのですが、効かないとなればお水で飲むようになるだけですよね。

せっかく購入したサプリメントですから、

できるだけお水で飲むようにしましょう。

牛乳で飲んだらどうですか?オレンジジュースは大丈夫ですか?と聞かれることもありますが、全く同様です。牛乳には脂肪やカルシウムが入っていますし、オレンジジュースには糖やクエン酸などの成分が入っています。合わせてどうなるかはわからないので、安全をみてお水で飲みましょう。

 

サプリメントの原料は天然の方が効く?

現代の化学の進歩はすさまじく、天然成分も人工的に全く同じ化学構造のものを作れるようになりました。サプリメントの世界にも人工の成分が使われているものが多く存在します。

果たして天然と人工の成分の効き方に違いはあるのでしょうか。

答えは、ほぼ同じ

になります。
イメージとして天然の原料は体に優しく、合成で作られた人工の成分は副作用が出るように感じるかもしれません。

ほぼ同じというのは細かく見ると違いが存在するためです。

有名な成分でいうとビタミンCが違いがあると言われるものです。天然のビタミンの方が吸収率がわずかにいいとも言われます。ただし、サプリメントは一緒に摂取する食品などの影響を大きく受けるため、わずかに違う吸収率はほとんど感じることはできないレベルにあります。

天然のメリットは、やはり印象の効果でしょう。気持ち良く摂取できるに越したことはないので気にされる方は重要視すべき点で間違いないです。

一方でデメリットとしては、価格が高くなるということと、サプリメントの成分が植物由来であることが多いので、気候や環境などの変化によって成分にバラツキが出ることもある点です。

 

まとめ

サプリメントが天然か人工的に作られたかものかは、大きな差はないと考えてよい。ただし、それぞれのメリットデメリットを個人で判断してもらい、気持ちよく摂取できるものを推奨します。

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