チョコレートを食べ過ぎるとニキビができるの噂の真相

「ニキビができちゃった」
「昨日チョコ食べ過ぎたからじゃない? カカオの刺激がニキビを引起すのよ」

こんな会話をしたことや聞いたことがある方は多いはずです。

でも、実はこれ、大間違いです。
チョコレート(カカオ)が直接ニキビを引起すことはありません。

チョコレートはカカオの種子であるカカオマスを主原料にした食品ですが、カカオマスに含まれるカカオポリフェノールは、むしろ肌の味方となる成分だからです。

カカオポリフェノールには、キレイの敵である活性酸素の除去効果や、身体に脂肪を蓄えるよう指示を出すホルモンのコルチゾールの分泌を抑える効果があります。このコルチゾールはニキビ対策をするうえでとても重要なホルモンですが、ストレスなどで過剰分泌されると身体が脂肪を蓄え始め、ムクミやニキビを生じやすくするんです。ストレス太りの原因の一つですね。

チョコレートは、ニキビを生む悪者どころか、コルチゾールの分泌を抑えて「ニキビを防いでくれる」とさえ言える食べ物なのです。

では、なぜチョコレートを食べて肌荒れしたと感じる人がいる多いのでしょうか。

チョコを食べて赤ニキビができたと感じる理由

チョコレートが赤ニキビなどの肌荒れの原因ではないというけれど、実際にチョコを食べた翌日にニキビができていた経験がある方は不思議ですよね。

なぜ、このようなニキビが起きるのかというと、理由は単純です。

チョコレートの主原料のカカオマス以外の成分が原因になっているんです。

私たちが普段食べているチョコレート菓子の多くは、高価な原料であるカカオマスを主原料にしてはおらず、成分のほとんどが砂糖と植物油脂によってつくられているんです。チョコレートを食べようと思ってスーパーのチョコレート菓子を購入するとき、7~8割が砂糖と安価な植物油脂で占められた商品も珍しくありません。

糖や油脂はニキビを引き起す大きな要因になることは知られていますね。
栄養素として糖も脂肪も身体には欠かせないものですが、摂り過ぎはお肌にも悪影響。皮脂腺を刺激したり、肌を糖化させて毛穴を詰まらせるなど、皮脂を酸化させて炎症を起こすことになります。この炎症がニキビをですが、一晩程度の時間があれば、条件が整えば赤ニキビは十分に発生します。

このような理由から、チョコレートを食べるとニキビができるという誤解が生じたんですね。

チョコレート菓子を前にすると、女性はなかなか1個でガマンはできないもの。ついつい何個も食べてしまいがち。ただこれが結果として、体内にたっぷりと糖質と脂質を取り込むことになります。

チョコレートを食べてもニキビを出にくくするには?

以上よりチョコレートよりもその中の砂糖や脂肪がニキビの原因であることがわかりました。チョコレート自体は怖がらなくて大丈夫です。

とにかく注意しなければならないのは、

チョコに含まれる砂糖と安価な植物油脂

ぜひ、これからチョコが食べたくなったときには、カカオ含有量の高い商品やローチョコレートをチェックしてみてください。高カカオチョコにはカフェインを多く含んでいるため、それでも食べ過ぎはダメですよ。

チョコレートはうまく付き合えば、カカオ効果でキレイを目指せる食品です。ぜひ良質なチョコをちょこっとずつ食べ、美味しくキレイになりましょう。

 

 

 

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