お肌のくすみや毛穴の詰まりでお困りの方、どうしても年齢が上に見られることはありませんでしょうか。赤ちゃんの肌を見ると改めて実感するのが肌年齢があがっているなぁと感じてしまいますね。
肌の色を一段上にするためには肌のくすみを取り除くか、細かい毛穴の詰まりを除去する必要があります。現在では表面の古い角質を人工的に落としてあげることが美容方法の一般的なものになっています。
肌のピーリングの種類にはケミカルピーリングとスクラブ洗顔が自宅でできることもあり広く知られています。どちらも古い角質を取ることができますが、どのような違いがあるのでしょうか。
ケミカルピーリングとスクラブ洗顔の違い
ケミカルピーリングとスクラブ洗顔の違いは削り取るか酸やアルカリの液で科学的に剥がすかという違いがあります。
スクラブ洗顔とは、小さな粒子を肌に擦ることで角質を取り除くピーリング方法になります。美容用語ではゴマージュとも呼ばれており、耳にしたことがある方も多いでしょう。
スクラブに使用される粒子は米ぬかやクルミの殻を粉砕したような天然の成分から、化学的に合成された成分まで多岐にわたります。手軽で処理にかかる時間が短いというのが特徴です。一方で無理やり擦って角質を取り除くため、皮膚の正常な部分にも傷をつけてしまう可能性があります。
摩擦によってシミを作る可能性があるのと、ニキビなどの肌荒れがある場合には湿疹を傷つけてしまうので避ける必要があります。
また、ケミカルピーリングは具体的な処理は皮膚科などの医療機関で受けられるものですが、薬品で角質を薄く剥がすものになります。使われる薬には乳酸、フルーツ酸などのα-ヒドロキシ酸やサリチル酸をはじめとするβ-ヒドロキシ酸が一般的です。これらの薬品を肌に塗ることで角質を表面から薄くはがすことができます。
薬を塗ったときにピリピリと酸による刺激を感じる方もいらっしゃいます。特に肌が弱い方は薬液に対して特に過敏に反応してしまうケースも考えられます。より確実に美肌を手に入れるためにもエステサロンなど医療機関以外での施術ではなく、皮膚科を使った方が安全です。
ケミカルピーリングのイメージですが、アルカリ性の温泉に入ったときに肌がすべすべになるものをイメージすると良いでしょう。角質の成分であるたんぱく質をアルカリ性の温泉が分解して溶かしているために起こります。温泉のように表面のみの角質除去をできるのがケミカルピーリング、擦り落とす方法がスクラブ洗顔だと思ってもらうといいと思います。
角質を取り除くことによる効果
角質を取り除くと肌が綺麗になりそう、具体的な効果はどのようなものか見ていきましょう。
強い日差しなどによって肌の内部に生成するメラニン色素、これが肌のくすみやシミなどの原因になっています。ピーリングにはこのような日焼けによって作られた初期段階のシミを薄くする効果があるといわれています。また、肌の真皮のコラーゲンを増やす作用、毛穴の角栓を除去する効果もあります。
ピーリングを行った後は角質の一部がないので、肌のバリア機能が一時的に低下します。処置のすぐ後には紫外線を受けないような生活にするのがおススメです。また、ピーリングの頻度はあまり頻繁に行い過ぎると、バリア機能の回復が追い付かなくなる恐れがあります。医師との相談をしてもらうのが一番ですが、多くても週に一回程度とするのが良いでしょう。
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