【おまたがかゆい】生理前じゃないのになぜ?気にしておきたいデリケートゾーンの話

女の子の場合にはデリケートゾーンのかゆみは多くの人が経験している悩みですよね。

夏場や生理中はもちろん、じっとしていなければならない場面や緊張でかゆみがでることもあるでしょう。今回は生理中以外の時にかゆみが出ている女性への知っておいてほしい情報です。

生理じゃないのにおまたがかゆい

外陰部は汗やおりもので湿気が多い部分です通気性の悪い下着で群れてしまったり、ナプキンやおりものシートでかぶれたりしがちです。

生理前になるとかゆみが生じる方は多いですよね。

ただ、それとは関係なくおまたがかゆいなぁと感じたら一度ちょっと考えてみてもらいたいのです。感染症の可能性はないのか、ちょと怖いけれど身体について考えてあげましょう。

まずは清潔にしてみて様子をみましょう

いつもと違う時期にデリケートゾーンにかゆみを感じたら、まずはお家に帰ってぬるま湯でそっと洗ってみましょう。

いつも使っている石鹸で洗ってしまうと、むしろ刺激となってしまうことも多いもの。刺激をすくなくするために、シャワーで流す程度がベストです。

女性器は膣内部を酸性に保って最近の侵入を防ぐ作業があります。膣内部までシャワーで洗い流すのはNGです。

かゆみが続くときはお医者さんもあり

強いデリケートゾーンが数日間続くようでしたら、産婦人科を受診するようにしましょう。熱をもって腫れを感じたり、痛みがある場合には症状的には性器カンジダや膣トリコモナス症の可能性があります。

細菌に感染している場合には、抗菌薬などを適切に服用する必要があるのです。

いきなり病気の名前をドキッとしますが、インフルエンザ同様に案外身近な存在です。早めの対策でしっかり治るので安心しましょう。

カンジダってどんな症状?

カンジダ症は、カンジダという真菌が原因で起こる感染症です。カンジダは人の皮膚や口腔内、腸管、生殖器などに常在する常在菌です。ここではカンジダについてお伝えしていきます。

カンジダとはカビ(真菌)の一種でこれが外因や膣に起こることで炎症を起こします。

カンジダの症状

カンジダに感染すると、女性の場合は特徴的なおりものがでることがあります。チーズや酒粕のような、ポロポロとしたおりものが増え、膣や陰部に痒みが生じることもあります。男性の場合、性器の構造上の理由から、カンジダが発症することは少ないと言われています。免疫力の低下などで発症した場合、陰部の痒みや弱い痛み、白いカスのようなものが見られることがあります。

カンジダの感染経路

カンジダは人の体内に常在しており、普段は悪さをしません。ストレスや疲労などで免疫力が低下した場合、菌が増殖することがあります。また、抗生剤の内服により、体内の他の常在菌が死んでしまった結果、カンジダ菌が増殖することもあります。カンジダの場合、性行為で感染する可能性は低く、全体の5%程度だと言われています。

カンジダの潜伏期間

カンジダの要因は様々であるため、潜伏期間を明確にすることは困難です。そのため、一定の潜伏期間というものはありません。

カンジダの治療方法

カンジダは、免疫力の低下によりカンジダ菌が増殖して発症します。そのため、治療には規則正しい生活が大切です。治療薬としては、女性の場合、膣錠や内服薬、軟膏が処方されます。

男性の場合は軟膏やクリームで治療していきます。男女共に、性器の清潔を保つことも治療に必要です。

完全に菌の悪影響が消えるまではおよそ1週間から10日間程度、再検査を行って菌がなくなったのをお医者さんに確認してもらいましょう。途中でやめてしまう場合、再発の可能性がでてきます。

ガンジダで炎症を起こしやすい人の特徴

免疫力が低下すると発症するとも言われる感染症です、あなたの生活は大丈夫でしょうか。

  • 過労やストレスがたまっている人
  • ダイエット中やダイエット直後でホルモンバランスが崩れている人
  • 抗生物質やステロイド剤を服用している方
  • 糖尿病の人
  • 妊娠中の人

 

トリコモナス症について

トリコモナスを知っていますか?性感染症の中でもあまり耳にしたことのない病気かも知れません。トリコモナスは、目に見えないほど小さな、トリコモナス原虫が原因となって引き起こされる感染症です。あまり知られていないのは自覚症状がない場合があるからとも考えられます。ここではトリコモナスについて感染経路や症状について掲載していきます。

トリコモナスの症状

トリコモナスに感染した場合、自覚症状がない人も多く存在します。特に男性では自覚症状がない場合が多く、パートナー間で再感染してしまうこともあります。女性の症状としては、おりものの増加が挙げられます。泡状で、茶色や黄緑色のおりものがでることがあり、悪臭を伴うこともあります。その他には、陰部が痒くなったり、赤くなったりといった炎症症状が現れることがあります。男性の症状としては、排尿時の痛みや、尿道の痒み、分泌物の増加が挙げられますが、症状は軽いことが多いです。

トリコモナスの感染経路

トリコモナスは主に性行為によって感染します。コンドームを使用せず性行為を行った場合の感染がほとんどです。しかしトリコモナスは水に強く、長時間の生存が可能であるため、浴槽や便座などから感染することもあります。感染者か使用した下着やタオルなどから感染する可能性も否定できません。

トリコモナスの潜伏期間

トリコモナスの潜伏期間について、平均すると大体2週間程度と言われています。感染から発症まで、短い場合は3日程度、遅い場合は1ヶ月程度かかるようです。

トリコモナスの治療方法

トリコモナスに感染した場合、抗原虫薬による治療が主になります。男性は内服薬、女性は膣錠で投与を行い、治療していきます。

デリケートゾーンの違和感は我慢しない

我慢強さは人それぞれですので、産婦人科で性病の判定をされるくらいなら自宅でチェックしたいという方は検査キットでもまずは良いと思います。

我慢をして症状を悪化させるのは良くありません。自分の状態が病気でないことを確認すれば精神的にも楽ですし、もし感染が確認されていれば、次の動きをすぐに取ることができるでしょう。

おまたに腫れやしこりがあるのは?

外陰部は肛門に近いことで不潔になりやすいです。

そのため大腸菌をはじめとする最近によるリスクを低くしてあげなければなりません。下着のこすれによる小さな傷からでも細菌感染によって腫れてしまうことがあります。

その中でもいぼのようなしこりができた場合にも、性感染症を疑う必要があります。

しこりが米粒くらいから親指くらいの大きさの場合には尖圭コンジローマの可能性、水疱ができて痛みが強い場合には性器ヘルペスや急性外陰潰瘍が考えられます。

おまたの見える部分にある場合には、デリケートゾーンの異常は比較的見つけやすいでしょう。日頃から自分の身体を知っておくのは重要ですね。