意外と痛いささくれの原因と予防方法

気付けば爪の根元やサイドにいつの間にかできているささくれ。表皮が薄くめくれているだけなら良いのですが、厚い皮膚が剥がれてしまうと意外と痛いものですよね。指先に痛みがあると、何かをするたびに「痛っ!」「イラッ」と煩わされることが多く、日常のさまざまな場面で気を取られてしまいます。今回はささくれができる原因と新たなささくれを作らないための予防法を調べてみました。

ささくれって何?

ささくれとは、爪の横あたりの皮膚繊維が傷つけたわけではないのにめくれたり裂けたりしてしまった状態のこと。ケガではないものの深くなると出血することもあり意外と痛いです。

切ったりしたわけではないのに、知らぬ間にでき、知らぬ間に深くなってしまうのは、爪まわりの皮膚に裂けやすい性質があるためです。具体的には、

  • 線維組織が縦状に並んでいる
  • 断面が露出している

といわれています。自然発生的にできてしまうものなので予防は簡単ではありません。

 

ただ…“ささくれ”ができやすい条件というのはいくつかあります。

よって、そのポイントを抑えていけば“ささくれ”の発生を減らすことは可能!

ささくれの原因は?

ささくれが起こる原因には、乾燥、血行不良、栄養不足の3つが考えられます。

 

最大の原因は「乾燥」

秋や冬になり空気の乾燥が進むにつれ“ささくれ”に悩む人の数は増えるもの。皮膚が乾燥するほどはがれやすくなるために季節による差があるんですね。ある裂けるきっかけが出来てしまうと、そこからささくれに発展していくために起こります。

また季節関係なく起こっている方の場合には洗剤やシャンプーに水分・油分を奪われている場合があります。外出前や手を洗った後など日中もこまめにハンドクリームで保湿して、爪と肌を乾燥から守りましょう。

ネイルケアは特に気をつけて欲しい点で、甘皮除去用の溶剤やネイルをとるのに使う除光液のアルコールは、爪周りの皮膚にダメージを与え乾燥させやすいため要注意。使用する際は、できる限り皮膚につけないように気を付け、もしついてしまったときはよく洗い、しっかり保湿をしましょう。

 

「血行不良」にも要注意

指先がいつも冷たいようであれば、血行不良が原因かもしれません。指先に血液が行き渡らないと爪の根元付近で健康な皮膚が生成されず、ささくれが起こりやすくなってしまいます。マッサージや指先を動かすなどして血流の改善を図りましょう。

しかし食生活の乱れなどによって血液中の栄養が不足している場合には、どんなに血流を良くしてもあまり効果は見込めません。指先にまで十分な栄養を届けられるよう、食生活を見直す必要があります。

 

「栄養不足」も原因です

皮膚(表皮)は主にタンパク質でできているため、ダイエットなどで栄養が足りなくなると弱く脆くなりささくれが発生しやすくなってしまうのです。細胞の再生を助けるビタミン類やミネラルの不足も肌の質を低下させささくれになりやすい状態を招くことに。

ささくれの起こりにくい健康な爪や皮膚を作るためにはタンパク質とビタミン、ミネラル類など多くの種類の栄養素が必要です。これさえ食べておけば大丈夫というものはなく、いろいろな食材をバランス良く食べることが大切ですが、強いておすすめ食材を挙げるとすれば卵と納豆です。卵と納豆にはタンパク質、亜鉛、鉄分が多く含まれていますし、調理の手間がかからないので、たとえ一人暮らしの方であっても食事に取り入れやすいのではないでしょうか。

仕事のスケジュールが不規則、毎晩帰りが遅いなどで食生活の見直しが難しい方は、サプリメントに助けてもらいましょう。ビタミンA、B2、B6、亜鉛・・・と複数のサプリメントを用意するのは大変ですが、美爪を目的としたものであれば1種類に複数の栄養素がまとめられているため、必要な栄養素を手軽に効率よく摂取することができます。目的は同じでも商品によって有効成分の種類や量が違いますので、内容をよく検討して自身の食生活をカバーできるものを選んで下さいね。

 

まとめ

ささくれを効果的に予防・対策するには

  • 指先の保湿ケアを行う
  • マッサージ
  • 十分な栄養補給

 

ささくれは、「たいしたことじゃない…」と軽く考えてしまいがち。

しかし、放っておくと炎症を起こしたり、雑菌が入って化膿したりしてしまうキケンもあるものです。

そのため、できてしまったときには丁寧なケアが大事。爪でひっかいたりするのはNGです! 消毒した爪切りなどで皮のめくれ部分をカットし、痛いときは絆創膏などで保護を。治りが悪く痛み・腫れがあるときには、病院で適切な治療を受けるようにしましょう。

また、美容の基本は食事やサプリメントで摂る栄養にあります。これらは指先だけでなく全身に働きます。ささくれと併せてヘアケアやスキンケアも気になっているという方には、ぜひ体の内側からケアする方法をおすすめします。

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