多くの女性の悩みのひとつに「便秘」があります。おなかに不快感があるだけかと思われるかと思いますが、実は腸の動きが悪いことによる美しさへの影響もあるんです。
便秘になるほど、腸の機能が低下していると本来であれば、体の外に排出しなければならない脂肪や水分を吸収してしまいます。これが長期にわたって続いてしまうと、体のむくみや肥満につながるのです。
便秘を解消するだけでダイエット効果ともいえる痩せ効果は本当にあります。
腸の動きの低下は日々の生活習慣の蓄積によって起こったことですので、しっかりと美しくあるための生活習慣を見直して行きたいですね。
今回は快便を促して、女性の内側から美しくなる方法についてお伝えします。
快便の目安ってどれくらい?
私たちが便秘かどうかは体の感覚にもよりますが、快便の目安とはどれくらいなのでしょうか。医学的には最低でも2日に1回のお通じがあれば快便であると言われます。また、良いお通じは頻度だけでなく、便の状態でも判断する必要があります。
快便のときの便は、適度に柔らかく、臭いも不快でないものです。さらに力を入れなくても出るという状態であれば安心。腸の環境は良好です。
便秘を解消するための生活習慣
便秘は生活習慣の積み重なりによって起こっていると述べましたが、どのような生活に切り替えるのが良いのでしょう。気を付けたいポイントと解決策をお伝えします。
便意の我慢をしない
学校の授業、お仕事中、お出かけ中など皆便意の我慢をし過ぎです。デート中であっても便意我慢は禁物です。
便意というのは、意外と我慢できてしまうのですが、信号を無視することによって体が行かなくても良いという学習をしてしまいます。こうなると、便意が起こりにくくなり慢性的な便秘に移行してきます。わずかな便意を感じたら、すぐにトイレに行くように習慣づけましょう。
ストレスを解放する
ストレスのたまりやすいご時世ですが、ストレスによっても便秘は引き起こされてしまうのです。これは副交感神経の動きが弱まるためです。副交感神経が動かなることは腸の動きの低下に直結します。
ストレスを解消するためには、リラックス効果のある趣味や行動を持っておくと便利です。私の場合はヨガと瞑想です。ヨガも瞑想も呼吸を整えるという手法で行うのですが、これだけでも心が安定します。
無駄に歩く
歩くことは人間の基本動作になります。脳の活性化、内臓の活性化の重要な要素が歩くことになります。普段の生活で「無駄」に歩くことを意識すると、快便に近づくことができるんです。無駄な歩きとは、
- いつもの道より一つだけ遠回りする
- エスカレータを歩く
- エレベーターを一階早く降りて階段にする
私自身精神的に強くないので、絶対エレベーターを使わないという手法はココロが弱ってくるんです。そんな時に調子がいいのが、ちょっとだけ無駄をする感覚。楽に続けられますよ。
さらに効果を上げる方法
生活習慣であとは腸の動きが良くなるのを待つだけですが、より早く効果を出したい方に生活習慣改善と同時にプラスアルファで始めたいことことがあります。それは、
腸内環境のリセットするサプリってあるの?
見落としがちなのですが、これまでの生活で一度便秘になったことのある方はこの時点で腸内の必要な細菌が少なくなっている状態になっています。腸内細菌のバランスが崩れているんです。腸内環境が崩れたままですと、生活習慣をせっかく変えて良くなりつつあってもなかなか効果が表れないので、途中で元の生活に戻るなどモチベーションが保てない方も多いのが現実。
そんな時に、最初の数週間だけサプリメントで良い腸内細菌を補給してあげる方法がおすすめです。スタート時にしっかり体の中を整えることで運動や睡眠の効果が最大限生かされるのは想像しやすいでしょう。
腸内細菌のバランスの効果
理想的なお通じ生活を送る。「便をためず、動きの良い腸をキープする」ということが必要ですね。
活発な腸を維持するのに必要なのがこの腸内細菌。人間の腸には数百種類もの細菌がいて、腸内の環境をコントロールしてくれているんです。この腸内細菌は大きく3つに分けることができ、
- 善玉菌
- 悪玉菌
- 日和見菌
の種類があります。この菌はそれぞれに役割があり、バランスを整えることが非常に調子のよい消化吸収が可能になってきます。
善玉菌の特徴
腸内の10%程度となる善玉菌は腸管運動の促進をはじめ、免疫力の向上やビタミンの合成など美しさを目指すうえで非常に重要な最近になっています。有名な善玉菌としてはビフィズス菌や乳酸菌になります。
悪玉菌の特徴
腸内に存在する菌の5%程度が悪玉菌です。好ましくは5%以下が良いとされますが、多すぎる場合には善玉菌の効果が弱くなります。風邪をひきやすい、下痢っぽい、便秘であるなど身体に苦痛を与える体調になります。悪玉菌は腸内の便を腐敗させたり、ガスを作ったりと悪臭の元となる物質を作ります。
代表的な悪玉菌はクロストリジウム菌、ウェルシュ菌などがあります。
日和見菌とは
腸内の85%の細菌が日和見菌となります。バランスをとる上で非常に重要な菌になります。この日和見菌は名前の通り、他の菌の勢力バランスを見ています。
そして、善玉菌が優位であるという環境では身体に嬉しい働きをし、逆に悪玉菌が優勢のときには悪い方に加担します。代表的な最近は、大腸菌やバクテロイデス菌です。
腸内細菌のバランスの整え方
これまで便秘になっていた人は初めの状態で悪玉菌が優位になっているので、多くの日和見菌は腸の動きを弱める方向に働いてしまっています。
この日和見菌を味方につけることで、便秘解消策は成功率が高まるんです。
どのようにしてバランスを整えるかというと、善玉菌の補充をしてあげる。これだけです。
善玉菌はヨーグルトなどの発酵食品をイメージしてもらうと分かりやすいです。ただ、スーパーで入手できるような発酵食品は善玉菌の種類が限られているんです。
そこで、細菌は普通の食品では摂取しにくい善玉菌を含むものとしておススメなのがサプリメントでの補給です。
例えば、スリムビオという商品の場合には
ビフィズス菌だけでなく、乳酸菌、スマート乳酸菌、フェリカス菌など合計1兆個の菌を摂取できます。早めに腸内細菌を整えられると評判です。
まとめ
便秘を脱出する方法について述べました。
生活習慣の積み重ねであるのは間違いないので、まずは運動、精神的なもの、我慢しないことに注力して進めてみましょう。
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