海外のインテリア画像から考えるコーディネート術

インテリアの参考にしようと、海外のお部屋の画像を検索したことはありますか?

家具一つひとつのデザインはオシャレですし、ラグや照明との組み合わせ、ウォールデコレーション、色彩のバランスなど全てが整っており、ため息が出てしまうほど素敵なお部屋が多いですよね。

参考にしようにも、ハイレベルすぎてどこをどう真似たら良いのかわからなくなってしまうほどです。
でもそんな中で一つ、私たちの生活にも手軽に取り入れられるアイテムがあることにお気付きでしょうか。選び方や飾り方に特別なセンスも必要なく、置くだけでお部屋の雰囲気がガラリと変わる魔法のようなアイテム。さて一体何でしょう・・・?

そう答えは、「生花」です。

インテリアに観葉植物を取り入れる方は多いと思いますが、日常的に花を活けるという方はなかなかいらっしゃいませんよね。

海外では、人の集まるリビングやダイニングから書斎やベッドルームなどのパーソナルな場所にまで花を飾り、インテリアに彩りや清涼感を添えているケースがよく見られます。

 

参考になるお花を取り入れたリビング・ダイニング

 

 

 

お花を取り入れた書斎・ベッドルームの一例

たった一輪でも、鮮やかな色でなくても、風景に溶け込んで花自体が主張していなくても、そこに生きた花があるというだけでお部屋に清々しさをもたらしてくれるのが生花の魅力です。また、インテリアや生活を大切にしている、こだわりを持っているという心がけを表現することもでき、お部屋をよりオシャレに感じさせてくれます。

 

 

 

 

お花の付き合いを生活に取り入れたい

海外を例にお話ししてきましたが、これは海外に限ったことではありません。竹の一輪挿しに季節の花を飾ったり、床の間に花を活けたりと日本だって昔からしてきたことですよね。もっとカジュアルな例であれば、おばあちゃんが庭先に咲いているような素朴な花を牛乳瓶に挿して台所の隅に飾ったりしていませんでしたか?それだって、実際の生活に根付いた立派なインテリアです。木の梁や古いタイルの流し台、使い込まれた片手鍋と隅にそっと置かれた小菊やコスモスはよく似合っていました。

最近ではちょっと高級なジャムやジュースなどが人気ですので、いただきものがあればこれらの空き瓶を活用して気軽に花を飾ってみましょう。きちんと花瓶を用意する場合は、シンプルなデザインのガラス製やシックな色合いの陶製にしておけばお花の種類を選びません。華やかな洋花から名前のわからない野花、手折った枝物までいろいろなお花を合わせることができますので、まずはお庭やベランダで咲いている花を飾ってみるところから始めてみてはいかがでしょうか。

マンション暮らしなどで身近にお花がないという方も、ご安心下さい。お花屋さんは花束やアレンジを買う場所、というイメージが強いですが、1本単位でも花を販売してくれます。私は以前、とても素敵なお店を構えているフラワーアーティストの方とお話しする機会があったのですが、「お店があまりにオシャレなのでお邪魔するのに気が引けてしまいます」と伝えたところ、「1本からでも喜んで販売しますので、いつでも立ち寄って下さい!」と爽やかな笑顔でお答えいただいたことがあります。ちょっと良いことがあった日にケーキ屋さんで自分用に1つ、2つケーキを買うのと同じような感覚でお花屋さんを覗いてみましょう。

生きたお花は、お部屋の空気をみずみずしい生命感で満たしながら、空間をオシャレに演出してくれます。それと同時に、眺めていると不思議と優しい気持ちになることもできます。1輪だけでも十分に存在を感じられますし効果は抜群ですので、あまり特別なものと考えず、カジュアルに飾ってみて下さいね。

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