コラーゲンの入った食べ物やサプリメントがお肌に良さそうという情報を耳にしたことはあるでしょう。
コラーゲンはお肌や関節の軟骨の構成成分になっているので、多くの美容系サプリメントにも含まれています。このサプリの効果が本当にあるのか気になるところです。
コラーゲンはたんぱく質の一種なんです。全コラーゲンのうち皮膚には40%、骨や軟骨に20%と身体全体に必要とされている成分です。たんぱく質であるため、
実は口に入ると胃の消化酵素でアミノ酸に分解されてしまうのです。
このことから研究者の中でも効く、効かないは両方の学説が発表されています。
一般的にサプリメントに入っているコラーゲンは、お肉などのたんぱく質と比べるとすでに分解されてアミノ酸に近い状態になっています。このアミノ酸手前の状態のコラーゲンを「コラーゲンペプチド」と呼ぶこともあります。
実際にこの状態でも小腸の壁からも吸収されることは認められていますので、胃で消化・分解されなかった場合にはそのまま体内に広がることも可能性としてはあります。
コラーゲンは飲んで直接効果を発揮する可能性もある
という表現が現時点で言えることです。
ではコラーゲンサプリは意味がない?
分解されてしまうからといって意味がないことはありません。もし胃液で分解されても、アミノ酸としてしっかりと体内に吸収されることは間違いないです。コラーゲンを分解してできてできたアミノ酸が再度皮膚や骨の材料として使われるからです。
特にコラーゲンはアミノ酸の配列が通常のたんぱく質とは大きく異なり、グリシンやプロリンというアミノ酸が非常に豊富に入っています。
実際にコラーゲン入りの料理やサプリメントでお肌の状態が良くなるのは女性であれば経験があるでしょう。
分解されても、体内でアミノ酸が利用されて美肌になる
コラーゲンが直接吸収されるかはわからなくても、美肌のためのアミノ酸を摂取していると考えれば良いのです。やはり、コラーゲンサプリメントは美容のためには是非取り入れておきたいものであると言えますね。
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