妊娠中や授乳中は胎児・乳児などに大きな影響を与えるため、女性は口に入れるものすべて、大丈夫かしらと心配になる方は多いと思います。ただし、妊娠中につわりがひどく食べ物を食べられなかったり、あるいは生んだばかりで寝不足で食べるところまで余裕がなかったりと、栄養素を摂取した方が良い場面も中にはあります。
このような時にサプリメントを利用するのは、医師との相談のうえでしたら問題ないでしょう。ただし、ポイントとして押さえておきたいのは、どの成分を摂取してはいけないかということになると思います。
妊娠中に注意すべきサプリメントの種類
妊娠中、授乳中ともにサプリメントに入っている可能性のある注意したい成分としては
- カフェイン
- ビタミンA
があります。カフェインは中枢神経に作用して仕事や勉強中の集中力を上げる効果があるといわれますが、胎盤を通じて胎児へカフェインが以降するとされ注意が必要です。大量に摂取した場合には低出生体重となったり、流産、死産のリスクが上昇するという研究結果が報告されています。WHOもコーヒーは一日3~4杯とするように上限を推奨しています。
ビタミンAは緑黄色野菜に含まれており、通常の成人であれば皮膚や喉などの粘膜を健康に保つ糖役割があり、風邪予防になります。妊娠中にビタミンAを過剰に摂取すると、赤ちゃんの耳の形態以上が起こるという報告があります。特に妊娠3か月目までは催奇形性のある物質の影響を受けやすいので特に注意が必要です。
葉酸サプリなど妊娠中に摂取する方がサプリメントも多く販売されています。確かに妊娠中に取り入れておきたい栄養素がバランスよく配合されています。特に葉酸やビタミンDなどは不足しがちな栄養素なので、うまく使うことで赤ちゃんの成長を助けることができますが、これらについても過剰に摂取することのないように注意しましょうね。
また、妊娠中、授乳中に避けておきたいサプリとしては、ハーブ系のサプリメントがあります。ハーブはそれぞれ健康に良い成分が含まれていますが、薬効が認められ効果が妊婦さんには成分が強力過ぎる場合があります。念のため控えておきましょう。
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