世界三大フルーツは何?
あらゆるジャンルにある、世界三大○○。意外と知られていない世界三大フルーツについて調べてみました。
果物の世界では、マンゴー、チェリモヤ、マンゴスチンの3つを世界三大フルーツと呼ぶようです。
個人的にはドリアン、メロン、ブドウかと思いましたが違いましたね。マンゴーは日本でもすでに知名度があり、イメージしやすいですが、チェリモヤって何?という感想を持ちました。それぞれ一体どんな味がするのか、確認してみてください。
完熟マンゴーはフルーツ界の王様
このサイトでも詳しくお伝えしていますマンゴーはインドや東南アジアを原産地とする果物です。
口当たりがつるんとしていて、果汁がたっぷりしているのが特徴です。果肉は甘みと酸味のバランスがとてもいい。
いろいろな果物を混ぜ合わせたような奥深い香りがして、味も香りもとても濃厚です。生で食べてもおいしく、アイスクリームやムースなどに使っても味の濃さが変わらないので、加工品としても人気があります。栄養学的にも葉酸や食物繊維が含まれ、抗酸化作用が高いβカロテンがとっても多いのです。
βカロテンは体の老化をおさえる働きがあるので、アンチエイジングが気になる人はマンゴーをどんどん食べるといいですね。以前は輸入品だけでしたが2000年ごろから沖縄県や鹿児島県、宮崎県などで生産量があがり、国産マンゴーが手に入りやすくなりました。
特に、完熟した実が自然に落ちてくるまで待つ「完熟マンゴー」は、甘みが強い極上のフルーツです。
チェリモヤは香り、味、食感が濃厚
あまり聞いたことがないチェリモヤというフルーツは、南米のアンデス山脈が原産。
現地では「冷たい乳房」と呼ばれ、珍重されてきました。甘みが非常に強くてとろりとした舌ざわり。別名「森のカスタードクリーム」とも呼ばれています。
甘くておいしいだけでなく、ナイアシンという水溶性ビタミンを豊富に含み、ストレスを和らげる働きがありますから、がんばっている人にはおススメのフルーツですよ。購入してからも追熟が必要で、外側のグリーンが薄く茶色になるまで待ちましょう。皮が柔らかくなると、甘い匂いが広がります。これが食べごろです。
マンゴスチンは外見と味のギャップが魅力
マンゴスチンはマレー半島原産のフルーツ。東南アジアでは古くから栽培されていますが、日本ではうまく育たないので、フィリピンやタイ、ハワイなどから輸入されるのが一般的。
外側は赤紫色で硬いのですが、果肉はニンニクみたいな大きさの房が5~6個あり、乳白色で甘酸っぱい味がします。
食感はどこまでもクリーミーです。見た目と味のギャップがこれほど大きなフルーツも珍しいでしょう。ちなみにマンゴスチンは雌株だけで繁殖できる植物なので、世界中どこのマンゴスチンも同じ雌株のクローンだといいます。
マンゴーの栄養価はどれくらい?
世界三大フルーツのひとつ、マンゴーの栄養価を見ていきましょう。
甘くておいしいマンゴー、その濃厚な味は生で食べてもいいのですが、アイスクリームなど加工品にもよく使われます。高級フルーツなのでたびたび食べるチャンスはないでしょうから、含まれている栄養素をよく知って、食べるときには甘い味とともに体のためにもなると理解しながらいただきましょう。
美肌とアンチエイジングに効果があるβカロテン
マンゴーに含まれる栄養素のうち、多いものはβ(ベータ)カロテン、ビタミンA、ビタミンC、葉酸などです。
βカロテンは完熟になるまで待つと含有量が増えます。マンゴーには追熟といって、購入後に常温で完熟になるまで待つ期間が必要で、よく熟すとおいしいだけでなく栄養素もアップしていきます。
βカロテンは細胞を保護してくれる栄養素ですから、美肌になりたい人には最適。体内の活性酸素を抑制する働きがあり、マンゴーはアンチエイジングが気になる人にもおすすめの果物になります。
免疫力を向上させる働きもあるので、病気になりにくくなり生活習慣病にも効果があります。また、βカロテンは「プロビタミンA」とも呼ばれて、体内で必要に応じてビタミンAに変わることがあります。
美肌効果が高いビタミンAとビタミンCを同時に摂取
βカロテンだけでなく、ビタミンAそのものもマンゴーにはたくさん含まれています。
ビタミンAは視力低下や疲れ目の予防に非常に高い効果があります。これは光の明暗を感じる網膜にあるのが、ビタミンAを主成分とするロドプシンだからです。またビタミンAには皮膚のうるおいを保持して乾燥を防いだり、目や口、のどの粘膜を強くしたりする働きもあります。そしてビタミンCもマンゴーには含まれています。
ビタミンCには、メラニン色素の生成をさまたげる働きがあるので、シミができにくくなります。マンゴーを食べればビタミンAとビタミンCを一緒に摂取することになるので、美肌効果のベストカップルを効率よく取り込めます。
甘みが苦手というひとは、冷凍マンゴーをシャーベットに
マンゴーは、冷凍して食べると体への吸収率が高くなるといわれています。
マンゴーに限らず、果物は冷凍することで細胞膜が破壊され、栄養分が吸収されやすくなるんです。マンゴーの場合、あの濃厚な甘さが苦手という人も、冷凍すると甘みが抑えられて適度な酸味が出てくるので、甘みが気にならなくなりますよ。半解凍の状態で、シャーベットのようにして食べましょう。
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