KULU ARMCHAIR（クル アームチェア）
子供の頃、段ボールの箱に入って遊んだことはありますか？いえいえ、デザイナーが作ったこんなにオシャレなチェアからそんなものを連想しては失礼ですね。このチェアを見ると、段ボールの中の、あの妙に落ち着く居心地の良さを思い出してしまいます。
平面の板で三方向を囲んだ、いかにもな箱っぽさは決して奇抜ではないのに個性的で、他にはない珍しいデザインです。特にブロンズ彫刻からインスピレーションを受けたというアイアン製の脚は表面の凹凸が芸術品のようでアンティーク風の趣。
布張りのソファで印象は温かく、部分的に金属も用いられている家具は木だけで作られたものと比べていろいろなテイストと相性が良いです。他のインテリアともなじみやすいのは初めての一人暮らしで試行錯誤するときには重宝します。
このチェアも合わせるものを選ばずどのような雰囲気の部屋に置いても違和感なく収まると思いますが、特におすすめなのは、あたたかみのある少し古めかしいコーディネートです。
時間の流れを感じられるようなレトロなモチーフのもの、例えばライトではなくキャンドル、生花ではなくドライフラワー。レコードプレーヤーや手動のコーヒーミルのような懐かしさを感じる道具も良いですし、ヨーロッパのアンティーク食器やファブリックと合わせても素敵です。
自分にとって落ち着くインテリアと合わせて居心地の良い空間を作ると、箱に入っているような安心感も相まって何時間でも座っていたくなりそうなチェアです。価格は140,000円。
Mシリーズ イージーチェア
背もたれを支える曲線と角度のついた座面がいかにも座り心地の良さそうな「Ｍシリーズイージーチェア」。
スウェーデンの家具デザイナーであるブルーノ・マットソンがデザインし、バタフライスツールでおなじみの家具メーカー天童木工の高い技術によって制作された日本人のためのソファです。畳の上に置いても跡がつきにくいための工夫や軽く動かしやすい構造など、アイデアと技術が込められており、発売から40年以上経った今も愛され続けているロングセラー商品です。
天然木の色を活かしたフレームは軽やかな印象で、デザイナーズらしい洗練された曲線美とナチュラルなあたたかみがバランスよく融合しています。クッションの張地は100種類以上も用意されているので、購入者の選択によってモダンにも和風にもカジュアルにも、空間のテイストや他の家具との相性に合わせることができます。
また、肘掛の有無や位置が選べたり、２脚以上を並べて使う際に接続するためのコネクタが販売されていたりと、選択の自由度が高く、好みや使い方によってカスタマイズできるのも魅力的です。年齢とともに好みが変化したらクッションを交換して張地を変えたり、引っ越しなどで生活空間が変わればフローリングで使っていたものを和室に移して使うなども可能です。ライフスタイルの変化にも簡単に対応し、長く使い続けることができますので、一生もののソファをお探しの方は選択肢の一つにいかがでしょうか。価格は102,000円。
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